歯を抜かない小児矯正 床(しょう)矯正装置とは?
床矯正装置 床矯正装置とは取り外しのできる矯正装置です。
口の裏側、床下粘膜部につけるプラスチック製の床部分(レジン床)と、表側の歯を抑える金属線で作られた入れ歯のような装置で、取り外しができます。
(※8歳~12歳ぐらいに使用)。
抜歯をせずに、自宅で装置のネジを回してあごの骨を徐々に広げていきます。
ただし、外している時間が多いと治療期間が延びることがあります。
メリット:装置を外して歯磨きができるため虫歯になりにくい
デメリット:取り外し時に装置を紛失したり、壊すことがある
子どもの歯科矯正をスタートする目安、それは「永久歯への生え換わり時期」です。
ポイントは永久歯が生えそろう小学生までの間。
この頃に適切な治療を受けると、良い噛み合わせと歯並びを育てることができます。
子どもの矯正は、あごの骨が成長する6歳~14歳までの間に行うのが有効だと言われています。
それは、上あごと下あごの大きさのバランス、歯とあごの大きさのバランスをある程度コントロールしやすいためで、小児矯正ではこの成長発育を利用して効率よく治療を行います。
あごの骨がよく発達する時期なので、「歯を抜かずに歯並びを整えることも可能」という大きなメリットもあります。
・大人になってからでは治しにくい歯並びも、
永久歯が生え揃う前のこの時期ならば動かしやすく、ストレスなどの負担が軽い。
・将来本格的な矯正治療を受けるよりも簡単な装置で、治療費用の負担も少ない。
・早めに矯正治療を始めると、短期間で気になる部分の歯並びを治せる。
お子様によっては、矯正が過度のストレスになる場合もあります。
専門医、本人としっかり相談した上で行ってください。
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