これもラジオの方に来た質問です。
Q:インプラントと入れ歯では味の感じ方に違いが出ますか?
A:インプラントには天然歯とは違って「歯根膜」がありません。
この「歯根膜」がクッションのような役割もしますし、「感覚受容器」としてセンサーのような働きもします。
ですから強く咬みすぎたりすると「痛み」として感じて強すぎる咬合力を防ぐことができます。
では歯根膜のないインプラントでは感覚がないのでしょうか?
今まで多くの患者さんにインプラントを入れてきてどんな感じか聞いてみたり
自分自身も左下にインプラントを入れている訳ですが、正直天然歯と差を感じません。
骨にもある程度の受容器があってそれが補佐しているのかもしれません。
「実感として違いを感じない」のです。もし上下ともにインプラントだと少し違うかもしれません。
それでも多くの上下ともインプラントの患者さんから「味の感じ方に違いがある」という話は聞きませんので
インプラントでも自分の歯でもおおむね味は同じように感じると思っていただいてよいと思います。