子供の矯正を考えている親御さんから「適した年齢」を聞かれることがあります。
矯正を考えているということはすでに何らかの目に見える不正咬合があるということだと思います。
明らかに不正咬合が現れてからでも矯正はできますが、最近では少し早めに始めることが推奨されています。
というのも歯の位置は唇、頬、舌などの筋肉のバランスで決まるため、お口の悪い癖、例えば
舌の位置が悪い低位舌、口呼吸、飲み込みの癖などがあると将来不正咬合になるだけでなく、
集中力に欠けたり、睡眠時無呼吸症候群になったり、鼻呼吸できないことから感染症になりやすかったり、
と健康面にも悪い影響があるため、早い時期にこういったことを改善した方が不正咬合を防ぐこともできますし
矯正をしても後戻りとかが少なくて安定した歯列を保つことができます。
その子に合ったマウスピースを使ってもらって、MFTというトレーニングをしていきます。
これに適した時期は5,6歳です。従来の矯正を始める時期よりもだいぶ早いですね。
私たちは「予防矯正」と呼んでおり、お口ぽかんとか飲み込みの悪い癖などの習癖がみられる子供には
これを強くお勧めしております。